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グリーグの「春」もしくは「過ぎにし春」

合奏団の次回のコンサートの曲ですが、グリーグの「二つの悲しい旋律」という小品集より「過ぎにし春」という曲が採用されました。

とっても綺麗な曲で、「宝石のように美しい曲」という某大手掲示板のテーマでは、かならず名前が上がる曲です♪

元々は歌曲でした。
それをグリーグ自身が編曲をして、弦楽合奏バージョンに。



この曲、いろいろネットで調べてみたら、「過ぎにし春」という題名は誤訳なんだそうです。

もともと英語で「Last Spring」という英訳で親しまれていた曲ですが、それを「去年の春」と勘違いをして、「過ぎにし春」としてしまったらしいんです!原詩はノルウェー語ですからね~。よく調べなかったのかも(笑)

歌詞の大意は・・・年老いた詩人が、春の美しい自然と生の息吹を見て、「これが最後なのか?」と自問する。
そして、「なるようになればいい。この春を味わい尽くし・・・そして、すべてが終わるのだ。」と答える。


つまり、本当は、「最後の春」という意味。

うーん、大変暗いので、近年出た楽譜などでは「最後の春」ではなく、もともとのノルウェー語のタイトルに素直に「Våren」(春)とシンプルなタイトルになっています。

この曲、最初聴いたときにはあまりピンとこなかったんですが、歌詞と曲を見比べながら聞いてると・・・じわ~~~っとくるんです。

いわば、リヒャルト・シュトラウスの「最後の四つの歌」の終曲に通じるようなテーマ・・・。
あちらは「秋の歌」でしたが、こちらグリーグは、「春の歌」であり、なおかつ死を表現しています。日本人の感性で言えば、桜の花盛りの樹の下の死・・・といったところでしょうか。

こちらのサイトにノルウェー語の翻訳があるので、どうぞコレを読みながら曲を聞いてくださいませ。
涙がチョチョギ出ることまちがいなしっ!

こんな隠れ名曲にまた出会えるなんて、噛めば噛むほどスルメの味な弦楽合奏♪

あ、↓は歌バージョン。
ライトクラシカル系のノルウェーの歌手さんのようです♪



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