バイオリンと外宇宙の話 vol.2

ベートーヴェンだよ〜

楽器に申し訳ないほどバイオリンに触ってなかったのですが、父をショートステイに送り出せたので\(^O^)/
東京方面のアンサンブル&アンサンブルより長い飲み会に行ってまいりました!!

前回お休みしたのでよくわからなかったのですが…
ベートーヴェン…
いや、難しい!!
技術的に難しいとか言うより、音楽がフクザツ!!



とくに展開部など、ちゃんと弾いても本当に合ってるのか良くわからない(汗)
ヘミオラにも惑わされるし〜
モーツァルトばっかり弾いていると、ベートーヴェン疲れますマジ。

このop.18は本当は初めての作品じゃなくて、3番目くらいに作ったカルテットらしいですが、最初っからこんなフクザツなの作るなよ!!と怒りたくなる曲です。(笑)

ピシッと合ったら気持ち良いと思いますがね!
(来月はちゃんとスコアと音源研究して行きます〜)
    16:30 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

町田樹さんのアヴェ・マリア - 開かれた劇場、静かな祈り

フィギュアスケートの話題です〜。
で、またまたまた町田樹さんの話題です。ハイ、大好きなので(爆)

「町田樹シーズン」の最後を飾る10月1日に行われたJO(ジャパンオープン)とCaOI(カーニバル・オン・アイス)がTVでオンエアされました。

実はわたし、このJOとCaOIは仕事で行けなかったんです。
で、JOの日はTwitter情報を見てたのですが、町田くんの演技の後、「すごかった」「衝撃の登場の仕方だった」「ジャンプレスプログラム」などと、TLが追えないくらい一気に溢れました。
いったいどんな作品なのかと期待がふくらみますが、その日のうちにあったJOの地上波放送では残念ながらゲストの演技はカット。
1週間後のBS放送待ち。いや〜待ちきれず悶々と送った1週間でした。

で、そのBS放送が10月9日日曜日にありましたので、じっくり堪能しました。本当にすごかった!

“Ave Maria” by Chris Botti



シューベルトのアヴェ・マリアのトランペットによるジャズアレンジ版です。
コンセプトは町田樹公式HP参照

噂の「衝撃の登場」ですが、ライブ音源にある観客の拍手喝采を利用した演出でした。



階段を上がってくる所から演技がはじまり、陸上でポーズを取り、トランペットのソロ・スタートとともに氷の上にのって滑り始める。まるで自らがトランペットの音であるかのように…
映像でみるとシンプルに見えますが、当日何の予備知識もなく鑑賞した方は驚いたでしょうね〜。

出入り口の階段や陸上から演技をスタートする演出は、現代演劇の「幕をとりはらう」という行為を思い起こさせます。(もちろんスケートリンクに幕はないのですが、劇場空間を更に広げるという意味です)(*注1)
町田くんはただ単に音源を表現するためにこの演出を思いついたのかもしれませんが、「場」を最大限活用したことは確かです。

彼が氷に乗る直前、陸上でポーズし両手を広げた先には、後方から写されたカメラによってさいたまスーパーアリーナの天井のライトが映り込み、輝く星々のように見えました。
青い洞窟のようなライティングの氷上に「天から降り注いでいるかのような」トランペットの音色が、この空間の広がり(を私達が認識すること)によっていっそう効果的に感じられたのだと思います。
現地で見ればどんなにいっそう感動的だったことか。でも、テレビ放送でもそれが伝わりました。素晴らしいカメラワークと演出でした。

このプログラムを見れば、もはやこの音楽でジャンプを入れたものを想像することができません。また、トランペットのロングトーンを長い長いアラベスクで表現することに象徴されるように、芸術的スケート(Patinage artistique)、今までの常識にとらわれないプログラムづくりをするという町田くんのこれからの方向性が見えてきたような気がします。
音楽にそった緩急がついたスケーティングも本当にきれいだと思いました。シンフォニックスケーティングとして素晴らしい作品です!
次作も私たちに大いなるショックを与えてくださるでしょうか(笑)楽しみです。





あと、テーマとしている「祈り」について感じたことを少々。

公式HPでは、未来のフィギュアスケート界に捧げるささやかな「祈り」と書かれていました。それに加えて、もしかしたら全くの見当違いかもしれませんが、私は平和への祈りが含まれているのかなと感じました。もっと言えば「反戦」。
なぜかというと、アヴェ・マリアの町田くんの衣装は、PIW横浜のオープニングが初出だったのですが、その時からブーツ=騎士、戦士のイメージだったので。そして、それはシューベルトの原曲「エレンの歌」の歌詞にリンクするのかな?と。

「エレンの歌」はウォルター・スコットによる「湖上の美人」のドイツ語訳にシューベルトが曲をつけ、その第3番が「アヴェ・マリア」として広く知られています。「湖上の美人」はロッシーニが全幕オペラ書いてますが、スコットランドの内乱や戦争を舞台にした話です。シューベルトも長生きしてたら全幕オペラ書いてたかもしれません。

3番(アヴェ・マリア)はエレンが匿われている洞窟から聖母マリアに祈る歌で、「この険しく荒々しい岩山の上より」「たとえ人々がどんなに残酷であろうとも」という歌詞があります。
それと呼応しているのかわかりませんが、町田くんの振付には音を立ててプリエ(イーグル)で氷上を踏みしめ、現世を憎む?かのように地上を手で押すような印象的な仕草があります。

ドイッチェ番号から察するに同時期の連作である「エレンの歌1番」は、「憩いなさい戦士よ」と呼びかける歌です。「激しい戦のことを夢見たりせずに あの恐怖に満ちた昼と夜のことも」と、歌が繰り返します。(*注2)

また、これも全く見当違いかもしれませんが、全体を黒で、上着が黒透けレースの衣装はなんとなく喪服のヴェール、贖罪のイメージがあり、「継ぐ者」と同じ手を後ろに組んで回るスピンには「(天に至る)翼」が後ろ手に縛られているかのような印象を受けます。
継ぐ者は、シューベルトその人をより感じたのだけれど、このアヴェ・マリアにはもっと普遍的な多くの人々の深いためいき、静かな渇望があるような気がします。(*注3)




町田くんの作品世界は、けして一つの解釈で終わるものでなく、プリズムのように観ている私たちの立ち位置や感情によって変化する、変化の余地を(余白を)含んだ造形だと思います。
でもカッチリ構図は決まっていて、揺るぎないテーマは変わらない。
絵描きで言えば、最初に自分の描くべき構図をカッチリ決め完成図が見えていて、完成した後はディテールを透明色でグラッシしたり白で描き起こしたりして、根気よく詰めていくタイプかな。





最後に、7月に東京・東伏見のダイドードリンコアイスアリーナに見に行ったPIW東京の「あなたに逢いたくて」の思い出を。この公演は残念ながらTV放送がなかったのですが、楽と楽の前の日、結局2回見に行きました。

この頃ちょうど猫の麦太くんの病気がわかり、心配を心の片隅に置きながら東伏見に通った思い出。
父の介護にも少し疲れた頃だったので、私は町田くんの演じる「あなたに逢いたくて」の青年が、かつての恋人の声を追い求め夢の中で疾走する姿、なによりその若々しさが心にしみたのでした。

CaOIで最終公演を迎えた「あなたに逢いたくて」は、9月終わりの麦太くんの死のすぐ後にTV放送がありました。
以来、「あなたのぬくもりを」のところを「麦太くんのぬくもり」と脳内が変換して、歌を思い出すたびに涙が出る始末です。

麦太くんを思い出す時はいつも「ぬくもり」です。
私の寝ているベッドにぴょんとやって来て、ぺったり顔を私のおでこにつけ御飯の催促をし、抱きしめれば喜んでゴロゴロと喉を鳴らしていた麦太くん。
町田くんの公式ホームページにあるようにその「ぬくもり」は二人がともに過ごした時間が在ったことの確証でした。相手は猫だけど…

私にとってこのプログラムは亡き猫へのラブソングになったのでした。
まさか聖子ちゃんの曲で泣く日が来るとはね〜。
町田マジックおそるべし。



ーーーーーーーーーーーーーー
*注1 「幕を取り払う」のは、たとえば1960年台にロイヤル・シェイクスピア・シアター率いるピーター・ブルックがやっています。(休憩中に真夏の夜の夢の妖精が舞台のお掃除をしたりします。)モーリス・ベジャールだと、1980年代の来日公演「エロス・タナトス」で、最初から幕が空いていて開幕ブザーを鳴らさないという演出がありました。(なつかしい〜)

*注2 シューベルトの詩は 梅丘歌曲会館 詩と音楽 
より引用させて頂きました。
シューベルトのページはこちら 
ドイッチェ番号順の掲載になっています。(エレンの歌はD837~839)

*注3 去年のグランプリシリーズではフランス大会の時パリで起きたテロによってフリープログラムが中止になった事件がありました。その前年町田くんが出ていた大会だけに、強く感じることがあったと思います。
また、町田くんの公式で「2016年シーズンの公演を終えて」という挨拶文に、CaOIのフィナーレの、マイケル・ジャクソンの「Heal The World」と向日葵の衣装コーディネートについて触れられ、子どもたちが兵士に花を渡す場面や蝋燭の明かりを持ち寄っている場面に感銘を受けたとありました。
    18:53 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

肉肉肉まつり

麦太くんのお葬式が無事済んだと思ったら、だいぶ良くなりかけてた実家の父がまた転んじゃって(;_;)5月に入院する以前の状態に逆戻り〜。
なんとこの半年で2回救急車に乗るという体験をいたしました。(トホホ)

以前から友達と行こうと約束して予約してたシュラスコ食べ放題、どうしようかな〜と思ったんですが気分転換に行って来ました!!
シュラスコとはブラジルのバーベキューのことです♪

お店は横浜のベイクォーターの「リオグランデグリル」。横浜駅東口の海側にあるので、とっても夜景が綺麗です〜。

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シーバスの発着場がすぐ下に見えます。
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さて、サラダバーで野菜をとって席に座ってると、いろんな種類のお肉を持ってきてその場で切ってくれるという方式です。

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牛肉も「もも」だの「ハラミ」だの「スペアリブ」だの、いろーんな部位を持ってきてくれるので、下さい下さいといって喜んでいるとすぐにお腹が一杯に…

しかも飲み放題も付けちゃってるんで、とても2時間も食べ続けていられなかったのでした。
年寄りになったもんです。焼肉食べ放題とか喜んでた頃が懐かしい。

IMG_5068.jpg
しかしうまかった!!
(うまそうでしょう〜)

オリンピックが終わったタイミングでなぜかブラジル料理、の巻でした。ちゃんちゃん♪


    15:57 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
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